北陸地方 K社様

北陸地方で、ファッションから産業資材まで合成繊維を中心としたトリコット生地の製造/販売を行う老舗企業 K社にご採用頂きました。

導入の背景

K社 製造部長

弊社は繊維機械の中でも経編機を有しております。複数の極細糸を高速で編む機械のため、糸の品質との相性や機械のトラブルによる稼働停止が多くみられました。

以前、IOTセミナーに参加した際「稼働監視装置」に興味を持ち他社システムの導入を検討しましたが、正確性に乏しく、また複雑なシステムであったことから導入を断念しました。

シンプルで導入コストが安価 なものを探していた際に、地元で織機に強い福井名電㈱さんから「稼働モニタリングシステム」のご提案があり弊社が希望する条件に合ったシステムでしたので導入を決めました。

システム概要と工場内の設置例

経編機のモーターに流れる電流をクランプ型の電流センサ(CTセンサ)で検出して、製造装置の稼働・停止を取得します。取得した稼働状態は920MHz無線でゲートウェイに送信し、その信号はクラウドに保存されます。

クラウドに保存された稼働状態は、リアルタイムに工場内に設置したモニターに表示されたり、タブレット端末で作業内容を記録し、それをPC等で作業ログを分析することができます。

導入の効果

シンプルな大型のモニターが現場の意識を変えた

工場内に設置された大きなモニターには約50台の経編機の稼働状況がリアルタイムで表示されます。

シンプルで見やすい4台のモニターによって現場従業員の意識向上と稼働率アップへつながりました。

タブレットを導入し、作業内容を記録

タブレットPCを使用し、機械の停止要因などの入力作業が現場にて簡単に行うことができます。正確なデータ分析は、品質改善と製造納期短縮に効果的です。

最後に

機台へ設置するマイコンボード(CTセンサー)の取付けはとても簡単です。設置が簡単なので工事費も安く、また設備の移動や新台入れ替え時に、自社にて取付け作業ができるところも良い点とのことです。一層の効果に期待していただいております。