ロームセンサーシールドの使用方法

概要

  1. LazuriteIDEの更新
  2. センサーモジュールの組み立て
  3. ソフトウエアの書き込みを行う

1. LazuriteIDEの更新

最新のLazuriteIDEをダウンロードし、インストールしてください。
ロームセンサーシールドのライブラリが更新されています。

 

2. センサーモジュールの組み立て

センサーシールドに各センサーが搭載された小型のセンサーモジュールを挿入して使用します。使用するセンサーによって、電圧や挿入場所を変更する必要がありますので注意してください。詳細は「2-2. センサーモジュールの外観とセンサーの種類」をご確認ください。

 

センサーシールドの外観と挿入位置

センサーシールド

注意: 5Vで使用すると無線モジュールとの併用はできませんので注意してください。

 

センサーシールド センサー型番 センサーの種類 参考資料 サンプルプログラム
グラフ設定ファイル
挿入場所 ⑤電圧設定
BD1020HFV 温度センサー 基板の温度を測定します。
センサーシールドには4つ端子がありますが、モジュールには3つしか端子がありません。右に寄せて配置してください。

・Lazuriteの電圧設定は5Vにしてください。
・920MHz無線モジュールは接続しないでください。
・LazuriteのAREFとIOREF端子をショートして使用してください。
BD1020_serial 3V, 5V
BD7411 ホールセンサー 磁気が近づくと0を出力し、磁気がないと1を出力します。
ドアや蓋などに磁石を搭載しておくことで、開閉を検出ことができます。
センサーシールドには4つ端子がありますが、モジュールには3つしか端子がありません。右に寄せて配置してください。

・Lazuriteも5Vの設定にしてください。
・920MHz無線モジュールは接続しないでください。
BD7411_serial 5V
BH1745 カラーセンサー
(R、G、B、クリア)
光の三原色であるRGB(赤、青、緑)を検出することができるセンサーです。 BH1745_serial 3V

BM1383 気圧センサー
(温度、気圧)
気圧と温度を検出することができるセンサーです。気圧は、高いところが値が小さくなり、低いと値が大きくなります。数10cmのレベルを検出することができるため、高さを推測することも可能です。
気圧の値は大気圧をはじめとする環境によって変化するため、相対値で計算する必要があります。
BM1383_serial 1.8V
3V
BM1422  3軸 地磁気センサー 地磁気を検出することができるセンサーです。東西南北等の方角を得ることができます。
近くにモーター等の磁気があると値がずれるので注意してください。
BM1422_serial 1.8V
10軸コンボモジュール
(現段階では未発売です)
3軸 加速度
3軸 ジャイロ
3軸 地磁気
1軸 気圧
合計10軸
加速度とジャイロ(KXG03)、地磁気(BM1422)、気圧(BM1383)を搭載したセンサーモジュールです。 Axis10_serial 3V
KX022 3軸 加速度 加速度を測定します。
加速度を静止させておくと重力の向きを検出することができます。
加速度センサーを動かすと、その動きに応じた加速度が発生するためにセンサーがどの方向に動いたかを検出することができます。
一定の速度で動作していると加速度は発生しません。
KX022_serial 1.8V
3V
KXG03
(現段階では未発売です)
3軸 加速度
3軸 角速度(ジャイロ)
加速度と角速度(ジャイロ)の測定が可能です。
KXG03_serial 3V
ML8511 UVセンサー ・センサーについては、紫外線 (UV) センサ ML8511Aを参照してください。
・Lazuriteの電圧設定は5Vにしてください。
・920MHz無線モジュールは接続しないでください。
・LazuriteのAREFとIOREF端子をショートして使用してください。
ML8511_serial 3V
RPR-0521 照度
近接
照度は明るさを測定するセンサーです。

近接センサーはセンサーの前に物体が来たことを検出することができます。検出可能な距離は数センチの範囲です。近接センサーの代表的なアプリケーションはスマートフォンで通話時に画面操作を無効にするのに利用されており、耳が近づいたことを検出するセンサーに
RPR0521_serial 3V

3. ソフトウエアの書き込みを行う

3-1.LazuriteIDEを起動し、搭載したセンサーモジュールのサンプルプログラムを選択してください。

ここでは、照度/近接センサー RPR0521_graphをセンサーシールドにさした例で説明します。

 

 

3-2. COMポートの設定を行います。

3-3. マイコンボードに転送のボタンを押してプログラムの書き込みを行います。

プログラムの書き込みが終了するまで待ってください。

3-4. LazuriteGraphを起動し、OPENをクリックします。

      

 

3-5. LazuriteIDE\settingのフォルダに移動し、「RPR0521.graph」を選択します。

 

3-6. COMポートの確認を行った後、「Start graph」のボタンを押してください。

 

グラフの画面が立ち上がり、照度や近接センサーの値をリアルタイムにモニタリングした結果が表示されます。