Lazurite 日本語リファレンス


libdebugライブラリ


詳細

プログラムのデバックを簡単に行えるようになるライブラリです。

仕様

使用するプログラムの先頭で、次のオプションを有効にする必要があります。
#define LIB_DEBUG

BREAKの個所で停止するときは、次のオプションを入力します。BREAKの個所で停止せず、そのまま継続するときは、次のオプションを指定しません。
#define BREAK_MODE

LIB_DEBUGのマクロを無効にすると、これらの関数はすべてビルド時に消去されるため、デバックコードを消す必要はありません。

関数

関数 説明
BREAK(文字列); BREAK_MODEオプション指定時は、指定した文字列を出力した後に、シリアルから改行コードが入力されるまで待ちます。
BREAKL(文字列, 数字, 基数); 文字列を表示した後に、数字を指定した基数で出力した後に、シリアルから改行コードが入力されるまで待ちます。
BREAKL("Hello = ",255,HEX);
を挿入すると、「Hello = FF」と出力した後に、改行コードが入力されるまで待ちます。
BREAKD(文字列, 数字, 基数);  
BREAKE(文字列, 外部関数) 文字列を出力した後に、改行が入力するまで待ちます。
改行を待っている間、外部関数を実行します。
BREAKE("Hello", ext());
補足: BREAK関数はマクロを利用しているため、関数ポインタではなく、実行する関数をそのまま指定する必要があります。

 

サンプルプログラム

libdebug_sample.cというプログラムを作成してみました。

libdebugのライブラリを有効にするチェックボックスを入れます。
また、プログラムの先頭に

このサンプルプログラムでは、ENTERキーを押すとプログラムが流れて、LEDのON/OFFが変化します。繰り返した回数もBREAK時に出力します。