Lazurite 日本語リファレンス


非同期シリアル通信 Serial


概要

 Serialは非同期シリアル通信(UART)を使用するための関数群です。

Lazuriteは2系統のシリアル通信を内蔵しています。

SerialはArduinoと同様、PCとの通信をするために使用しています。

Serial1、Serial2、Serial3は、もう一系統のシリアル通信機能を使用することで、それぞれ以下の端子からシリアル信号を出力することができます。Serial1, Serial2, Serial3は同時に使用しないでください。

また、UARTのバッファはArduinoと同じ128バイトに設定されています。

 

関数群

pin番号

送信/受信

Serial

0

受信

1

送信

+

Serial1

11 

受信

12

送信

+

Serial2

14(A0)

受信

15(A1)

送信

+

Serial3

18(A4)

受信

19(A5)

送信

 

関数

Serial.begin(baud);

非同期シリアル通信の初期化をする関数です。

+

Serial.end();

シリアル通信の機能を終了する関数です。

int Serial.available();

受信バッファの残りサイズを読み出す関数です。

int Serial.read();

受信データを値を読み出す関数です。読み出したデータは消去されます。

int Serial.peek();

受信バッファの値を消去せずに読み出します。

void Serial.flush();

受信バッファを初期化します。

*

Serial.print(data);

文字列を出力する関数です。

*

Serial.println(data);

文字列を送信し、最後に改行します。

+

Serial.print_long(data,fmt);

long型のデータを出力する関数です。

+

Serial.println_long(data,fmt);

long型のデータを出力し、最後に改行します。

+

Serial.print_double(data, digit);

浮動小数点 double型のデータを出力する関数です。

+

Serial.println_double(data, digit);

浮動小数点 double型のデータを送信し、最後に開業します。

*

size_t Serial.write(data, quantity);

構造体のデータを所定のバイト数送信する関数です。

+

size_t Serial.write_byte(data);

1バイトのデータを送信します。

+

int Serial.tx_available();

送信バッファの残りバイト数を返します。

          *    Arduinoと差異がある関数です。
         +    Arduinoになく、Lazuriteにある関数です。