概要
SFCTは製造装置にセンサユニットを取り付けて、PCやスマートフォンで稼働状況をリアルタイムに可視化したり、蓄積したデータを集計することが可能なクラウドアプリケーションです。汎用のセンサユニット、ゲートウェイユニット、クラウドアプリケーションが準備されているので、低価格で簡単に導入をすることができ、すでに日本全国で20社以上の工場に導入頂いています。
システム構成
システムは次の構成をしています。
センサユニット | センサユニットは、製造装置に一つづつ取り付けます。製造装置の稼働状態を示す状態を読み取るためのセンサー、920MHz無線、マイコンなどで構成されています。対応しているセンサは、クランプ式AC電流センサ・クランプ式DC電流センサ・光センサ・接点入力などに対応しています。センサから取得した信号は、920MHz無線でゲートウェイユニットに送信されます。 |
ゲートウェイユニット | ゲートウェイユニットはセンサユニットから送信される稼働状態の無線信号を受信し、インターネット回線に載せ替えてクラウドサーバーにデータを転送します。1台のゲートウェイで70台以上のセンサユニットをつなげている例もあります。工場1棟にゲートウェイユニットを1台取り付けて、その建屋内の装置をカバーするケースが多いです。(障害物などの環境によって電波状態が変わるため、その限りではありません) |
サーバー・DB(データベース) | 装置の稼働状態を保存するデータベースや、情報を収集するためのサービスが稼働しています。 また、サーバー上にセンサユニットやゲートウェイユニットの設定をするだけで、モニタリングシステムを利用できるためのデバイス管理機能もありますので、直ぐにご利用頂く事ができます。 |
閲覧端末(PC・スマホ等) | インターネットに接続が可能なスマートフォン、PC、タブレット上で動作するGoogle Chrome, Safari, Microsoft Edge, FireFox等のウェブブラウザーで稼働状態を閲覧することができます。 |
利用できるサービス
※現在、正式にリリースをしているのはモニタリングとデバイス管理です。カウンターやグラフはお客様からのご要望に応じながら仕上げていきますので、ご要望をいただけると幸いです。
モニタリング
モニタリングは製造装置の稼働・停止をリアルタイムに可視化することができます。また、取得した稼働状態をシフト勤務毎や、日次、月次単位で集計することができます。
モニタリングは次のような課題があるお客様に最適なソリューションです。
- 製造装置を見渡すことができない。巡回しないと稼働・停止を把握することができない
- 製造装置が停止した時に停止した理由を収集したい。または作業者に入力してもらいたい。
- 稼働状況を集計したい。
カウンター(開発中)
生産数量をカウントし、リアルタイムに表示する事ができます。数量の進捗状況が把握しづらい生産現場に最適なソリューションになるよう開発中です。
グラフ(開発中)
データを記録しグラフで確認することができます。また設定したレベルを超えた時の通知機能や統計分析等のサポートを予定しています。
デバイス管理
デバイス管理は、センサー、ゲートウェイなどのデバイスを管理する機能です。使用するセンサやゲートウェイには固有のIDが割り振られています。データベース上に登録をしたセンサやゲートウェイのみお客様のシステムとして動作します。