MJ2001(Lazurite920Jの後継)
MJ2001は、SDカードサイズ大(32mm x 24mm)に小型化した920MHz無線に対応した超小型特定小電力無線対応のマイコンボードで、Lazurite 920Jの後継機です。
Lazurite 920Jとほぼ同じソフトウエアで動作します。変更点は次のとおりです。
- アンテナコネクタ と外部アンテナの使用方法
廉価なアンテナケーブルが接続できるようにIPEX社 MHF Iのアンテナコネクタに変更しました。認証済 の外部アンテナとアンテナケーブルについては、「技術情報」を参照してください。この変更に伴い、外部アンテナを使用するためにはSubGHz.antSwitch()関数で使用するアンテナの切り替えが必要になります。 - 基板厚
Lazurite 920Jは基板厚が0.6mmでしたが、MJ2001では基板厚を1mmに変更して応力の耐性を強化しました。 - 内蔵LDO
モジュール内に搭載しているLDOを変更しています。Lazurite 920Jから
LDO3Vの電源出力を外部回路で使用している際にはご注意ください。 - リセットボタン
リセットボタンが変更になりました。ボタンを押す向きが変わっています。
プログラムは別売りのLazurite mini writerを使用して書き込む事ができます。また、購入時のプログラムは、シリアル経由で動作する特定小電力無線モジュールとして使用できるプログラム(サンプルプログラム内のtest920j)が書き込まれているため、他のマイコンボードの無線モジュールとして使用することができます。インタフェース仕様はこちらを参照してください。
ML2001はネット販売による小売りだけではなく量産にも対応予定です。
仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
マイコン | ML620Q504H |
マイコンコア | 独自16bit RISCコア(U16) |
ソフトウエア開発言語 | C言語(ANSI C互換) C++には対応しておりません。 |
動作周波数 | 動作時 16MHz / Sleep中 32.768kHz |
プログラムROM | 64KB (ユーザ領域は65,536バイト中、64,512バイト) 16KBはブート領域で使用しているため、実質使用できるのは48KBです。 |
GPIO | 20系統(12bit ADコンバータ用端子を含む) |
PWM出力 | PWM出力機能あり |
外部割り込み | 2系統(最大8系統) |
12bit ADコンバータ | 6系統 |
I2C | マスターのみ1系統 |
SPI | マスターのみ1系統 |
非同期シリアル | 2系統 |
外部印加電圧 | 1.8V~5.5V(VDD5V端子端子) |
内部動作電圧 | 1.8V~3.3V LDO3V端子の電圧で動作しています。 |
消費電流 | 待機中 7uA(5V印加時) 動作中 6mA(無線未使用時) 送信中 約35mA 受信中 約35mA |
プログラム書き込み時のID | ツール ->マイコンボードから「LAZURITE mini」を選択し、その後 ツール ->オプションから「LAZURITE mini series」を選択してください。 |
Lazurite 920Jとの差異点 | 詳細は技術情報を参照してください |
920MHz無線アンテナ | チップアンテナを搭載しています。三菱マテリアル製AM11DP-ST01を採用しています。 |