らずらいと姫の挑戦日記(第7回)☆通信の方法☆
2016-05-17
前回は無線の決まりごとをお届けしましたが、今回は通信の方法についてです。
通信の方法って?
いわゆるコミュニケーションの仕方という感じで、人が声を出してコミュニケーションをとるのと同じです。大きく分けて方法は2種類です。
①Broadcast:ブロードキャスト(一対多)
放送する・ばらまく・広める・・・など一方的に発信する、という意味です。
学校で先生が大勢の生徒に講義をしています。聞いている生徒・寝ていて聞いていない生徒・・・などなどいますが、先生は構わず話し続けています。会話は一方的ですね。
②Unicast:ユニキャスト(一対一)
一つのアドレスを指定して特定の相手にデータを送信すること。
言葉通り、一対一です。先生が話し、生徒が答える、普通の会話のイメージですね。
Broadcastの実験
第6回はUnicastでの通信だったので、今回はBroadcastの通信を試してみます♪
前回同様、Lazuriteを2台使用します。
送信機側
1)Lazurite IDEを開き、プロジェクトのサンプルから『Welcome_SubGHz』を選択します。
2)SUBGHZ_PANIDに0xffffと入力
3)HOST_ADRESSにも0xffffと入力
4)送信機側のポートを選択
5)マイコンボードに転送
受信機側
1)Lazurite IDEを開き、プロジェクトのサンプルから『Print_SubGHZ』を選択します。
2)受信機側のポートを選択
3)マイコンボードに転送
4)プログラム実行後、シリアルモニタをクリック
今回のBroadcast(左)と、第6回のUnicast(右)のモニター比較です。今回はPANIDとHOSTADRESSを指定しなくても、受信出来ています。ちなみに、近くにあった他のLazuriteも同じように受信していました~!
BroadcastはPANIDとHOSTADRESSに『0xffff』を入力することが決まり事だそうです。これなら簡単に設定できますね♪
Broadcast、Unicastの両方とも無線通信できました!受信機を増やして遊んでみたり、色々試してみて無線の世界を楽しんで下さいね☆
次回は5月24日(火)に「らずらいと姫の挑戦日記(第8回)☆通信を確実に届ける方法☆」をお届けします。