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Raspberry Piの2018/3/13版カーネルインストーラの修正方法

2018-03-20

こんにちは、らずらいと姫です。
Raspberry Piの2018/3/13版カーネルインストーラの修正の手順です。
一部のファイルがなくなっってしまったので、非常に面倒なのですがこの通りやれば動くので、試してみてください!!

[2018/04/13 14:10] (更新) セットアップファイルを更新しましたので、以下のカーネルインストーラーの修正方法は不要になりました。Lazurite用ソフトウェアのインストールを手順どおりに実行して下さい。

 

stamp14

最初に、Wifiの設定をします。

こちらを参考にしてください。→https://www.appliot.co.jp/lazurite-jp/contents/gateway/setup/RasPiJapanise.html

いつものおまじないで、Raspberry Piを最新版にアップデートしています。

[bash]
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade -y
[/bash]

終わったら再起動してください。

日本語環境のインストールをします。

https://www.appliot.co.jp/lazurite-jp/contents/gateway/setup/RasPiJapanise.html
を開き、「日本語環境のインストール」 「2.日本語入力環境のインストール」以下を全てを行います。

Linuxカーネルをダウンロードして、ドライバのビルドに必要な環境を設定します。

https://www.raspberrypi.org/documentation/linux/kernel/building.md
を参考にしながら、以下のコマンドを実行します。

[bash]
sudo apt-get install git bc
git clone –depth=1 https://github.com/raspberrypi/linux
[/bash]

Raspberry Piの種類に応じて、以下のコマンドを実行します。

RASPBERRY PI 1, PI 0, PI 0W, AND COMPUTE MODULE DEFAULT BUILD CONFIGURATION

[bash]
cd linux
KERNEL=kernel
make bcmrpi_defconfig
[/bash]

RASPBERRY PI 2, PI 3, AND COMPUTE MODULE 3 DEFAULT BUILD CONFIGURATION

[bash]
cd linux
KERNEL=kernel7
make bcm2709_defconfig
[/bash]

ここからRaspberry Piのホームページの内容と異なります。

Lazuriteのインストーラをダウンロードし、デバイスツリーファイルの変更を行います。変更はプログラムで行えるので、次の行を実行してください。

[bash]
~/linux $ cd ~
~ $ git clone git://github.com/LAPIS-Lazurite/LazuriteInstaller
cd /home/pi/linux/arch/arm/boot/dts
~/LazuriteInstaller/LazCnv.awk bp3596_spi
[/bash]

[2018/03/30 13:15] (更新) ~/LazuriteInstaller/LazCnv.awk には’bp3596_spi’の引数が必要でしたので、訂正しました。

Linuxカーネルのビルドを行い、デバイスドライバを使用するのに必要な部分のビルドを行います。(この作業は非常に時間がかかります。Raspberry Pi3で4時間くらいかかりました…)

[bash]
cd ~/linux/
make -j4 modules dtbs   #時間がかかります
[/bash]

終わりましたら、以下のコマンドを実行します。

[bash]
cd ~/linux/
sudo cp arch/arm/boot/dts/*.dtb /boot/
sudo cp arch/arm/boot/dts/overlays/*.dtb* /boot/overlays/
sudo cp arch/arm/boot/dts/overlays/README /boot/overlays/
[/bash]

『Module.symvers』が作られている事を確認して下さい。

4

次に以下のコマンドを実行します。

[bash]
cd linux/
uname -r
[/bash]

実行すると『4.9.80-v7+』と表示されます。

この数字を矢印の場所にコピーして下のように実行します。

5

[bash] cd /lib/modules/4.9.80-v7+/
ls
sudo ln -s /home/pi/linux build
sudo ln -s /home/pi/linux src
[/bash]

/home/pi/linuxにリンクが貼られていることを確認してください。

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ここまで出来たら再起動します。
再起動後、以下のコマンドを実行して終了です。

[bash]
cd LazuriteInstaller/
ls
./install.sh
[/bash]

これで完成です。

面倒になってしまった理由はRaspberry Piのカーネルファイルからmodule.symversというMAPファイルがなくなってしまったのが原因であり、それを作成するのに時間がかかってしまいました。

もう少し簡単にビルドできるようになったら、手順を更新しますのでしばらくはこの方法で凌いでください。