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温度,湿度,気圧をGoogleDriveに保存、スマホで見れるお手軽 IoT (1)

2015-10-28

「Lazuriteを使って温度・湿度・気圧センサーの値をGoogle Driveに保存し、PCやスマホで見てみる」というworkshopの内容をご紹介します♪

【Raspberry piの設定】
温度,湿度,気圧をGoogleDriveに保存、スマホで見れるお手軽 IoT (2)

【BME280のデータをRaspberry Piで受信する】
温度,湿度,気圧をGoogleDriveに保存、スマホで見れるお手軽 IoT (3)

【送信データをGoogleDriveに保存する】
温度,湿度,気圧をGoogleDriveに保存、スマホで見れるお手軽 IoT (4)

BME280_1
今回は、先日コアスタッフ様で行ったworkshopの「BME280で調べた温度・湿度と気圧のデータをGoogle Driveに保存してPCやスマホで見てみる!」という内容をご紹介します♪

大切なペットや遠く離れたご両親の部屋、環境をモニタリングし、グラフ化してみたりすることができます。

完成イメージはこちらです↓

workshop_image

まず第一回目はセンサーの値を取得するまでを行います。

BME280_1
↑※BME280搭載 温湿度・気圧センサモジュール
https://www.switch-science.com/catalog/2236/
端子にピンを接続したセンサモジュールです。 センサー自体はI2C / SPIの双方に対応していますが、 今回は半田付けが不要なSPI制御を使用します。

 

1.Lazurite Sub-GHzとBME280を接続

1)Lazuriteの動作電圧が3Vになっていることを確認してください。 Lazurite_Sub_GHz_3v

2)以下の端子をジャンパーケーブルで接続してください。

cable_setting2

bme280_pin2

cable_setting (2)
↑ジャンパーケーブルをつなぎ終わったところ

 

2.BME280用ライブラリの取得

⇒最新のLazuriteIDEには、BME280のライブラリが含まれていますので、やり方が変更になりました。こちらを参照してください。

1)GITHUBからLazuriteの最新ソースコードを入手します。
URL↓
https://github.com/LAPIS-Lazurite/LazuriteIDE_0.10.x

2)アクセスしたら右下の”DownloadZIP”をクリックしてソースコードを入手します。
GITHUB

3)入手したら、LazuriteIDEのソースコードを入れ替えます。
わからなければ、こちらを参照してください。

 

3.BME280を制御するソフトウェアを作る

1)今回のプロジェクトを作成するフォルダを作成してください。デスクトップに「BME280」というフォルダを作成します。
BME280folder

2)そのフォルダ内に、serial.cという新規ファイルを作り、ファイルを開いてください。(serial.cの.cは拡張子です)

3)先ほどコピーしたLazuriteIDELibrariesBME280内のreadme.mdを開き、ソースコードの部分(下記参照)をserial.cにcopy&pasteしてください。


#define BME280_CSB 10void setup()
{Serial.begin(115200);
bme280.init(BME280_CSB);
}void loop()
{
double temp_act = 0.0, press_act = 0.0,hum_act=0.0;
bme280.read(&temp_act, &hum_act, &press_act);Serial.print(“TEMP : “);
Serial.print_double(temp_act,2);
Serial.print(” DegC PRESS : “);
Serial.print_double(press_act,2);
Serial.print(” hPa HUM : “);
Serial.print_double(hum_act,2);
Serial.println(” %”);

sleep(1000);
}

 

4)LazuriteIDEを立ち上げ、serial.cのファイルを開きます。
LazuriteIDE_open2

serial.c

5)ツール→マイコンボードからLazurite Sub-GHz rev2を選択してください。 tool_boad

6)ツール→オプションから、Lazurite Sub-GHzを選択してください。 tool_option

7)ツール→シリアル通信からLazuriteが接続されたCOMポートを選択 serial

8)4つのライブラリを選択
①BME280, ②MsTimer2③SPI, ④Wire library

9)「マイコンボードに転送」ボタンを押す。 sent

10)「シリアルモニタ」のボタンを押す。

serial_monitor

11)温度、湿度、気圧のデータを受信できました!! serial_monitor2

 

次回はRaspberry Pi + Lazurite Pi Gatewayのシステムでgoogle driveを使用するための準備を行います。